皆さんは、水族館でジュゴンやマナティを見かけたことはありますか?
意外と名前は知っているけど見たことが無い人も多いと思います。実はなかなか水族館でも見れるところが少ないんです。
でも、そもそもその前に、
ジュゴンとマナティの違いって何!?
この記事では、ジュゴンとマナティの見られる場所を紹介したうえで、違いや見分けるポイントを解説していきます。
ジュゴンが見られる水族館・マナティが見られる水族館
まずはジュゴンが見られる水族館ですが、実は、
ジュゴンは三重県の鳥羽水族館でしか見られません。
伊勢神宮に行く機会があったら、ついでに寄ってみるのも良いかもしれません。
では、マナティですが、実はマナティは色々なところで見られるんです。
(それよりジュゴンもマナティも見られる鳥羽水族館って凄い。)
- 香川県の新屋島水族館
- 沖縄県の沖縄美ら海水族館
- 三重県の鳥羽水族館
- 静岡県の熱川バナナワニ園
ただ、関東や東北の方は近くに見る場所が無いので、どこかへ遠征する必要がありそうです笑
ジュゴン
ジュゴンは、海牛目ジュゴン科ジュゴン属に分類される哺乳類です。
生息地はモザンビーク北部やマダガスカルから、紅海・ペルシャ湾・インド・インドシナ半島・ボルネオ島・ニューギニア島・ニューカレドニア・バヌアツ近海です。
海底に生える草を食べます。
ジュゴンは、IUCNレッドリストで現在絶滅危惧種のランクのひとつである危急種(VU)に指定されている世界的な絶滅危惧種で、世界で5,500頭しかいないと言われています。
マナティ
マナティは、海牛目マナティ科マナティ属に分類される哺乳類です。
生息地はアフリカ大陸、北アメリカ大陸東部、南アメリカ大陸北部、キューバ等です。
海中に浮く水草を食べています。
マナティもジュゴンと同じく、IUCNレッドリストで現在絶滅危惧種のランクのひとつである危急種(VU)に指定されている絶滅危惧種です。
ジュゴンとマナティの見分け方
これまで見てきたように、ジュゴンとマナティは同じ海牛目に属しているので、勿論系統としてはかなり近い生き物です。ただ、
(因みに、最も象と系統が近い系統に属している生き物なんです!)
では、ジュゴンとマナティをどう見分ければ良いのでしょうか?
色々ありますが、最も簡単なのは尾びれの形を見ることです!
ジュゴンの尾びれは三角形ですが、マナティの尾びれは丸みを帯びていて、うちわに似た形をしています。
ジュゴン
マナティ
では、その他にどういう違いがあるのでしょうか?簡単に見ていきましょう。
①ジュゴンは口が下向きですが、マナティはジュゴンより上についています。
(これは、ジュゴンは海底の草を食べて、マナティは海中の水草を食べるためです)
②ジュゴンに爪はありませんが、マナティには爪があります。
③ジュゴンの皮膚は滑らかですが、マナティの皮膚はざらざらしています。
④ジュゴンには牙がありますが、マナティには牙がありません。
簡単に4つほど違いを解説しましたが、他にも色々違いがあるので、調べてみるのも面白いかもしれません!
まとめ
皆さん、いかがでしたか?
意外と簡単にジュゴンとマナティが見分けらることが分かりましたね!
振り返りとして纏めた結果を載せておきます。これで復習もばっちりですね!
ジュゴン | マナティ | |
尾びれの形 | 三角形 | うちわ形 |
口のついている場所 | 下 | 少し上 |
爪 | あり | 無し |
皮膚 | 滑らか | ざらざら |
牙 | あり | 無し |
また、象と近くの種属だとはかなり驚きでしたね!
このような動物の疑問についても、これから解決していくので楽しみにしていてください!
ではまた!
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