エイとマンタってどう違うの?見分けるポイントを説明!

動物

皆さんは水族館に行くことはあるでしょうか。
水族館に行くと、ひらひらと泳ぐエイやマンタを見かけると思います。
そしてその時に、子どもや彼女・彼氏から

「エイとマンタってどう違うの?」

と聞かれたことは無いでしょうか。

はい、私はあります。
困りますよね。そして、「なんだろうねぇー、温かい海を泳いでいるのがマンタ?」とか言ってみたり涙

エイとマンタは実は言い方だけの違いなのでしょうか?いや違います。きちんと違いがあるのです。
今回はエイとマンタの違いについて徹底的に解説していきましょう。

まず、エイについてですが、
エイは板鰓亜綱(ばんさいあこう)に属する魚類で、骨格が軟骨で出来ており、また鰓裂(さいれつ)と呼ばれるエラが5~7対ある動物の総称です。
ちなみに、板鰓亜綱(ばんさいあこう)にはエイの他にサメがいます。
そういえばサメも顔の横当たりに亀裂のような線(鰓裂)が複数入ってますよね!

そしてエイは以下の4つ種類に分かれています。

  1. シビレエイ目
  2. トビエイ目 
  3. ノコギリエイ目
  4. ガンギエイ目

では、マンタはどの種に属する魚類なのでしょうか。
答えを言いましょう。

実は、マンタはエイの1種であるトビエイ目に属しているナンヨウマンタとオニイトマキエイのことを通称として言うのです!

そして、皆さんが沖縄でよく見るマンタはナンヨウマンタです。

知らなかった人は目から鱗が落ちたと思います。(エイやマンタには鱗がありませんが。)

では、マンタとエイはどのように見分ければ良いでしょうか。

それは大きく、
「口のついている場所」
「泳ぐ場所」
「毒を持っているか」

の3つで見分けられます!

順に解説していきましょう!

①口のついている場所

見分け方の1つ目は口のついている場所です。
口のついている場所は、エイやマンタが何を食べるかに大きくかかわってきます。

エイは主に、カニやエビ、貝を食べています。もちろんそれらは海底にいるので、それらが食べやすいよう、エイの口は下についています。

一方でマンタの主食はプランクトンです。プランクトンは海に漂っているので、それらが食べやすいように、マンタの口は正面についています。

②泳ぐ場所

見分け方の2つ目は泳ぐ場所です。

さきほども書いた通り、エイは海底のカニ・エビ・貝を食べているので、海底を泳いでいます
マンタは海中を泳いでいます


エイは口が下にある⇒海底のカニ・エビ・貝が食べやすい⇒海底にいる
マンタは口が正面にある⇒海中のプランクトンが食べやすい⇒海中を泳いでいる

と考えるとわかりやすいですね!

③毒を持っているか

そして最後の見分け方は毒を持っているかです。

エイはアカエイなど、尾のトゲに毒を持っているものがいます。このサイトにあるようにアカエイに刺されると、アナフィラキシーショックによる意識障害や呼吸困難を引き起こす可能性もあり非常に危険です。
一方で、マンタには毒はありません。

「エイに刺された」というニュースは特に海外で良く聞きますよね!(そんなことは無い?笑)

みなさん、いかがでしたでしょうか。

エイとマンタは
「口のついている場所」
「泳ぐ場所」
「毒を持っているか」

で見分ける、ということが分かりましたね!

エイマンタ
口のついている場所正面
泳ぐ場所海底海中
毒を持っているか持っているものもいる持っていない

これで子どもや彼女・彼氏に
「エイとマンタってどう違うの?」
って聞かれても大丈夫です。


また、エイとマンタの違いを知ることで、その動物が住む場所と体の構造との関係性が良く分かったと思います。

ではまたお会いしましょう!

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