ひょう(雹)とあられ(霰)とみぞれ(霙)の違いは?

地理

1月になってきて、かなり寒くなってきましたが、皆さん元気でお過ごしでしょうか。

東京では、つい先日ひょうのような雪が降って、大変でしたね。

あれ?でもそもそも、

ひょう(雹)とあられ(霰)とみぞれ(霙)ってどう違うんだっけ?

この記事では、ひょう(雹)とあられ(霰)とみぞれ(霙)をそれぞれの違いがわかるように徹底的に解説していきます!

ひょう(雹)

まず、ひょう(雹)ですが、直径5ミリ以上の氷の粒のことを言います。

実はひょうは寒い冬よりも5月や10月などの春や秋に降ります

これはなぜでしょうか?その理由を説明します。

  1. 春や秋は地表は暖かいのに対して、上空に冷たい空気が流れてくる時があり、この時に積乱雲が発達する
  2. 積乱雲の中は、上昇気流が強いため、氷の粒が下に落ちることができない。そのため、周りの氷の粒とぶつかって大きな粒に成長する。
  3. 粒の直径が2cmぐらいになると、上昇気流が支えきれなくなり落下する
  4. 落下する氷の粒は、溶け切らずに氷のまま地表に落下

このようにひょうが出来る仕組みを聞くと、確かに5月や10月に降ることが分かりますね!

日本では、大正6年6月29日、埼玉県熊谷市で直径30cmほどのひょうが降ったと言われています。
直径30cmともなるとほぼ隕石ですし、そして何と言っても熊谷市は暑かったり大きいひょうが降ったりと大変ですね。

あられ(霰)

次はあられ(霰)です。

あられは、直径5ミリ未満の氷の粒のことを言います。

あられは、ひょうの様に上空で粒同士がぶつかってぶつかってと繰り返すことが無くてもあられくらいの大きさになるので、冬に降ることが多いです。

みぞれ(霙)

最後にみぞれ(霙)です。

みぞれは、雪と雨が混ざった状態のことを言います。

冬のシーズンの最初に降ることが多く、これが初雪と言われることも多いです。
東京の初雪はほとんどみぞれになるイメージがありますね!

まとめ

最後にまとめです。

ひょう(雹)あられ(霰)みぞれ(霙)
形・大きさ直径5ミリ以上の氷の粒直径5ミリ未満の氷の粒雪と雨が混ざった状態
降る季節5月や10月

皆さん、いかがでしたでしょうか?

ひょうやあられ、みぞれの降る季節や降る理由も理解すると、覚えやすいですね!

地理に関することもまだまだわからないことも多いので、今後も解説していきます!

ではまた!

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