「タラバガニ」「ズワイガニ」「毛ガニ」「花咲ガニ」の違いは?旬や食べ方も紹介!

動物

1月になってカニが美味しい時期になってきました。

北海道に旅行に行ってカニを食べたり、ふるさと納税でカニを注文する人も多いと思います。

でもここで疑問が出てきます。

「タラバガニ」「ズワイガニ」「毛ガニ」「花咲ガニ」ってどう違うの?

この記事ではその疑問に徹底的に答えようと思います。

タラバガニ

ということで、まずはタラバガニから解説していきます。
体の特徴やとれる場所、旬、味を解説していきます!

タラバガニの体の特徴

実は、タラバガニは分類学上カニの仲間ではなく、ヤドカリの仲間です。
正確に言うと、十脚目 異尾下目 ヤドカリ上科 タラバガニ科 タラバガニ属 というところに分類されるんですね。

なので、脚は10本ではなく、太い脚が4対で8本あります。
実は後で説明する花咲ガニもヤドカリの仲間で脚が8本です。

これを覚えておくとすごく分かりやすいですね。

しかし、ここで問題が一つあり、アブラガニというカニがいるのですが、これがタラバガニと酷似しているんです。

タラバガニ

アブラガニ

はい、確かにこれはわからないですね。。ではどう見分けるのでしょうか。

実は、カニの甲羅の突起の多さや鋭さで判断できます。
蟹の甲羅の中央に棘が鋭く6個並んでいるものがタラバガニ、棘が4個で突起も鋭くないのがアブラガニです。これはなかなか判別つけるのが難しそうですね!

タラバガニがとれる場所

では、タラバガニはどこでとれるのでしょうか。

タラバガニは、オホーツク海やアメリカのベーリング海でとれます

実は日本の市場で流通しているタラバガニのほとんどはロシア産やアラスカ産で、これは北海道近海では禁漁区や禁漁期間があることが理由です。
日本の船がオホーツク海でタラバガニをとり、それを「日本産」として売り出しているということですね。

タラバガニの旬

では、タラバガニの旬はいつなのでしょうか。

実は、タラバガニの旬は2回あり、4月~6月と、11月~2月です。

この2回の旬のうち、ほとんどが4月~6月に収穫されます。というのも、タラバガニは10月下旬から冬眠をはじめ、春先に沿岸にやってくるからです。

これも意外でしたね!

タラバガニの味・美味しい食べ方

タラバガニは他のカニと比べて淡泊な味が特徴です。つまり、どんな料理にでも合いやすいということです。
さらに、タラバガニは身が大きいので、生食可能なものであればそのまま食べても美味しいです。

  • ボイル(ポン酢やレモン、マヨネーズにつけて)
  • 焼き
  • しゃぶしゃぶ
  • 天ぷら

以上のような食べ方でタラバガニを美味しく食べることができます!

ズワイガニ

では次にズワイガニです。

ズワイガニの体の特徴

ズワイガニはタラバガニと違い脚が10本あります。
生物学的には、十脚目 短尾下目 ケセンガニ科 タラバガニ科 ズワイガニ属に属します。

体は赤い色をしており、甲は膨らみがある三角形をしています。
そして、細く長い脚も特徴的です。

因みに、京都・兵庫・鳥取・島根でとれたズワイガニを「松葉ガニ」、福井でとれたズワイガニを「越前ガニ」、石川でとれたズワイガニを「加能ガニ」と言うことがあり、ズワイガニに変わりはありません。

これは輸入したカニではないですよ、ということを示すための呼称で、ブランドのようなものです。

ズワイガニがとれる場所

ズワイガニはタラバガニと同じく、オホーツク海やベーリング海にもいますが、先ほど書いた通り、京都や兵庫、福井、石川など山口県以東の日本海や北太平洋でもとれ、比較的収穫できる範囲が広いです。

ズワイガニの旬

では、ズワイガニの旬はいつなのでしょうか。

ずばり、11月~3月になります。まさに、冬真っ只中に食べるカニということですね!

ズワイガニの味・美味しい食べ方

ズワイガニは柔らかく、旨味があるのが特徴です。そして、カニ味噌も使って色々なアクセントを利かした料理で食べることもおすすめです。

  • 刺身
  • しゃぶしゃぶ・カニ鍋
  • 雑炊
  • バターソテー

特に、ズワイガニの雑炊は凄く美味しいですよね!

毛ガニ

では次に毛ガニです。

毛ガニの体の特徴

ズワイガニはズワイガニと同じく脚が10本あります。
生物学的には、十脚目 抱卵亜目短尾下目 ケセンガニ科 クリガニ科 ケガニ属に属します。

全体的に縦長の丸い形で脚は太めです、体は薄い赤色をしています。
何と言っても特徴的なのは、短い毛が生えているところで、名前もこれに由来しています。

毛ガニがとれる場所

毛ガニは、ズワイガニと同じく、オホーツク海やベーリング海だけではなく、山口県以東の日本海でとれますし、さらには北海道から茨城県の太平洋沿岸でもとれ、収穫できる範囲がかなり広いです。

毛ガニの旬

では毛ガニの旬はいつなのでしょうか。

実は、毛ガニは年中取れるものとされています。

正確に言うと、毛ガニは収穫できる範囲が広いので、場所によって旬が異なり、そういう意味で年中収穫されるということです。

具体的には
3〜6月:オホーツク海近辺
7〜8月:噴火湾
9〜3月:釧路、根室沿岸
12〜4月:日高沿岸、岩手
のように、北海道だけで見てもオールシーズンどこかで旬を迎えています。

とはいえ、実際は3月~5月あたりが漁獲量のピークを迎えるそうです。

毛ガニの味・美味しい食べ方

毛ガニは、他のカニと比べると甘いのが特徴的です。ズワイガニやタラバガニと比べると身が小さいのですが、なんと言ってもカニ味噌が美味しいのがポイントです。

毛ガニのカニ味噌はとても濃厚な味がして、一度食べると忘れられない味です。

  • ボイル
  • カニ味噌の甲羅焼き
  • パスタ
  • グラタン

やはりカニ味噌が特徴的なので、カニ味噌を活かしたレシピに挑戦するのも良いですね!

花咲ガニ

最後に花咲ガニです。

花咲ガニの体の特徴

花咲ガニも、タラバガニと同じく、ヤドカリの仲間です。
生物学上でも、タラバガニやアブラガニと同じく、十脚目 異尾下目 ヤドカリ上科 タラバガニ科 タラバガニ属 というところに分類されます。

なので、脚は10本ではなく、8本あります。

体はハート形をしており、なんと言ってもポイントは、棘が長く、持つと怪我をしそうな体をしているところです。

また、「花咲ガニ」と呼ばれる語源は、漁獲地の「花咲」から名付けられたという説と、茹でた時に赤くなって、花が咲いたように見えることから名付けられたという説があります。

花咲ガニがとれる場所

花咲ガニはタラバガニと同じく、オホーツク海やアメリカのベーリング海で収獲されます。
ただし、日本に限定すると、北海道の納沙布岬から襟裳岬付近の太平洋沿岸と、根室半島のオホーツク海沿岸といった「道東」でしか収獲されないので、「幻のカニ」と言われています。

花咲ガニは昆布を主食としているため、美味しい昆布が取れる道東で生息している、というわけですね。

花咲ガニの旬

ズワイガニやタラバガニの旬は冬なので、一般的なカニの旬は冬だと考えられていますが、花咲ガニの旬は7月~9月です。花咲ガニの漁獲量の大半を占める根室市では、毎年7月~9月に漁が解禁されます。

8月末には「かに祭り」が開催されるなど、「幻のカニ」である花咲ガニを楽しむための催しが開催されています。

花咲ガニの味・美味しい食べ方

花咲ガニは、昆布を主食としているからか、味が甘く濃厚です。そして、身が筋肉質なところが特徴的です。

  • 鉄砲汁
  • 焼き
  • パスタ

花咲ガニは、棘が多く食べづらい一面があることや、花咲ガニ辞退が甘く濃厚であることから、鉄砲汁や鍋で出汁としても楽しむ、という食べ方が最も向いていると思います。

まとめ

皆さん、いかがでしたでしょうか。

「タラバガニ」「ズワイガニ」「毛ガニ」「花咲ガニ」について、特徴や旬、収獲される場所、食べ方について理解できましたか?

タラバガニと花咲ガニが実はヤドカリの仲間だということも意外でしたね!

タラバガニやズワイガニの旬の時期になってきてカニを食べることも多くなってくると思います。
その際は、この記事で読んだことを思い出していただければと思います。

ではまた!

コメント